Bishwash
「支援の中で、トラウマに苦しむことはないのですか」そう尋ねると
「自分が声を上げなければいけないと思った。社会を変える必要があると思った。脅す人もいたけど応援してくれる人もいた。無我夢中だった。」
そう微笑んだ。
2022年7月 Shakti Samuha(ネパール)代表 チャリマヤさん・インタビューより

人身取引サバイバーは、売春宿から助け出された後も、あまりにも大きな苦しみを抱えて生きています。
中にはまだ12~13歳で、学校帰りに誘拐され、遠い地の売春宿で強制的に働かされた少女たちもいます。
故郷に帰っても、周囲からの偏見に苦しみ、家族さえ彼女たちを拒絶することも。訓練を受けながらジュエリーやアクセサリーを制作する彼女たちは、それでももう一度家族と暮らしたい、家族を支えたいという想いで暮らしています。
売春宿を出て、シェルターに入ると、彼女たちの第2の人生が始まります。
「自分は汚れた存在」「家族からも拒絶された」「自分の人生なんて」そんな深い闇が、いつも足元にまとわりつき、前を向くことから彼女たちを遠ざけ、深い闇に引き止めます。
そんな彼女たちも、ジュエリーを制作しているとき、出来上がったとき、そしてそれを誰かが購入したとき、とても嬉しそうな顔をします。自分の存在が受け入れられている、役に立っている、そんな気持ちになるのです。
人身取引のサバイバーが社会に出て、経済的に自立しながら生活することは非常に困難で、できたとしても、とても長い時間がかかります。このサイトは、そうした彼女たちの作品を紹介し、ひとりでも多くの人の手に届き、彼女たちが「嬉しい」と感じる瞬間を支援します。このサイトは購入者と商品をつなぐ応援サイトであり、無償で運営され、購入は直接各ホームページから行っていただきます。
「Bishwash」とはネパール語で「信じる」という意味です。
女性たちが安らぎを取り戻したとき。「自分は汚れた存在」という深い闇を置いて、彼女たちがもう一度、自分自身を大切に思える日がくる、そう信じて、このサイトに「Bishwash」と名付けました。